仕入れの際の注意点

2023年6月29日

次は仕入れる際の注意点について解説をしていきます。

初心者がやってしまいがちな仕入れミスを紹介するので
これらは毎回、仕入れ前に確認する様にして下さい。

売れていない価格を売れた価格だと思ってしまう

まず1つ目は、販売予想価格を
売れていない価格で予想してしまうということです。

どういうことかというと、
まず下のMonoTracerのグラフを見て下さい。

この時、注目して欲しいのが、赤丸の部分です。

4月26日以降、この商品の最安価格は上昇し
12,000円→36,000円となっています。

しかし最安価格が36,000円の時に
下のグラフは動いていません。

つまり36,000円で商品が売れた形跡は無いので、
この時、誤って売れる価格を36,000円と予想しない様に気をつけて下さい。

また中古と新品両方のコンディションで出品されている時は
ランキングが動いていても、どちらのコンディションで売れたのかの判別が必要です。

仕入れる時には必ず、
なぜこの価格で売れていると判断できるのか?
と自分に問いかける癖をつけるといいでしょう。

出品できない商品を仕入れてしまう

次にやりがちなミスですが
出品規制にかかっている商品を出品してしまう
ということがあります。

この出品制限の確認は、
Amazonセラーセントラルの
商品登録画面から確認することができます。

出品できる商品だと下記の様に、
新品、中古の欄に出品するというボタンがあります。

出品できない商品だと下記の様に、
ボタンは表示されません。

この規制の状況はアカウントによって違います。

アカウントの販売実績が大きくなったり、
アカウントを作った時期が昔であればあるほど、
取り扱えるブランドは多くなる傾向があります。

しかし作ったばかりのアカウントであれば大抵の場合、
国内転売で扱われることが多い
メジャーな有名家電メーカーには規制がかかっています。

例をあげると、Apple、Sony、Panasonicなどは
昔から国内転売では大人気のブランドなのですが、
転売で市場が荒れない様にメーカーが規制をかけている商品が多いです。

初めて取り扱う場合は必ず確認して下さい。
特に下記のブランドは転売で扱われやすいブランドですが
規制が厳しいことで有名なので注意して下さい。

規制が厳しいブランド一覧

  • AudioTechnica(オーディオテクニカ)
  • Apple(アップル)
  • BenQ Japan(ベンキュージャパン)
  • BOSE(ボーズ)
  • BROTHER(ブラザー)
  • CANON(キャノン)
  • CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
  • CASIO(カシオ)
  • DJI(ディー・ジェイ・アイ)
  • EPSON(エプソン)
  • Ergobaby(エルゴベビー)
  • FUJIFILM(富士フイルム)
  • GOPRO(ゴープロ)
  • Hoppetta(ホッペッタ)
  • NIKON(ニコン)
  • OLYMPUS(オリンパス)
  • PANASONIC(パナソニック)
  • PENTAX(ペンタックス)
  • RICOH(リコー)
  • SIGMA(シグマ)
  • SONY(ソニー)
  • TAMRON(タムロン)

偽物の商品を仕入れてしまう

最後が一番判断が難しいのですが
偽物の商品を仕入れてしまうミスです。

売れ筋の商品は中国人がコピー商品を作り
ネットで大量に販売することがあります。

この偽物を仕入れてしまわない様に
以下のポイントに気をつけて仕入れをするといいでしょう。

・評価が少ない新規アカウントからは買わない。
・偽物が多いジャンルの商品は最初は避ける。
・明らかに安すぎる商品が大量に出品されていたら警戒する。

偽物が多いジャンルとその代表商品

イヤホン、ヘッドホン系
→BOSE、SHURE、GALAXYなど

国内外問わず偽物が多い印象です。

美容系
→コスメビューティ、パナソニックのドライヤー、ヘアアイロン
リファカラット、ヤーマン(小顔ローラー)

これも偽物が多いジャンルです。

オフィス系
→office(エクセルやワードなどのCD)、ウインドウズOS(7、8、10などのCD)

これらも新規アカウントが
定期的に販売している場合は気をつけて下さい。

正規品でないコピー品の可能性が高いです。

無印良品
→無印良品の商品は知的財産権などで警告を受ける可能性があり
最悪の場合はアカウント停止いなる場合があります。
ご注意ください。

メーカーが販売規制している商品に注意

まずはこちらのMonoTracerを見て下さい。
価格がずっと安定しており、出品者数が常に1人となっています。

この様なグラフの商品は、
メーカーが販売規制をしている商品である可能性があります。

こういう商品に相乗りしてしまうと、とても面倒なことになります。

どうなるかというと
メーカーから商標権侵害や真贋の疑いで
クレームを付けられてしまうのです。

要するに、
本当に商品が正規品であるかどうか証明しろ
というクレームが来るのです。

これを証明するためには、
メーカーもしくは卸業者から仕入れた際の請求書を
Amazonに提出する必要があるのですが、
そう簡単にはこの請求書を手に入れられないのです。

この請求書を提出できないと
最悪の場合はアカウントが止まってしまう可能性があります。

なので最初は以下のポイントに気を付けて仕入れを行って下さい。

【出品しないほうがいい商品の見分け方①】

商品の出品者数がずっと1人 。
(※もしくはすぐ減って1人に戻っている。)
これは規制を受けたセラーが出品を取り下げている証拠です。

【出品しないほうがいい商品の見分け方②】

Amazonページや商品タイトルに【正規品】と記載されている商品は注意。

こちらの商品の様に、 メーカーが直接自社の商品をAmazonに出品している場合、
メーカーが非正規品や偽物の流通を厳しく監視をしていることが多いです。

このような商品は商品説明に 「〇〇は〇〇店が正規販売店です」などと、わざわざ記載されている事が多いです。

【出品しないほうがいい商品の見分け方③】

現在出品している出品者が大手しかいない。

個人セラーが全て商標権テスト(メーカーからの請求書をを出せと言われる)に
引っかかっている可能性があります。

以上4つのポイントに気をつければ、
仕入れミスをする可能性はかなり低くなります。

しかし、偽物の商品は日々新しい物が出回ります。

転売コミュニティに所属している場合は、
チャットの履歴を遡って確認してみるといいでしょう。

また怪しいと思った商品は積極的にチャットを活用して
先輩に仕入れ可能かどうかを尋ねてみるといいでしょう。